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残り糸には花が咲く!?


先月、あるお教室の終わりがけにNさんが「 残った糸を使って作りました 」とニコニコしながら素敵なものを見せてくださいました。


   
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お教室ではレースを作り終えた後シャトルに残ったレース糸はシャトルから外して、その長さによりますが、捨てずにまた後日タティングの小さなパーツや他の手芸に役立てることをお勧めしています。

Nさんもそのように取っておかれた糸が色々( 文字どおり )たまったので、お家にあった晒し(さらし)木綿に刺し縫いをして「花ふきん」をお仕立てになられたのです。
刺し子のふきんの柄もいろいろありますが、Nさんは雑誌 「 暮しの手帖 」のバックナンバーにあった作り方を参考になさったそうです。


「まず布を裁つ時は布の横糸を1本抜いて地の目を整えてから・・・」というお話にワクワクします。

     
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写真が上手く撮れていなくて申し訳ないのですが、この「 制作中 」の白い布地に几帳面に引かれた縦横のガイドラインは1㎝間隔です。

  
  
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この水色の線は、刺し終わった後でふきんを水通しして消すのだそうです。
私は晒しの裁断からこの「方眼布 」の準備までの行程を思い描いただけでも頭が下がります。

Nさんは「(残り糸に) 地味な色 が多くて、でも明るい色の方が良いような気がして欲しい色の糸端が足りないと玉巻き糸から新しい糸を切っちゃうんです。残り糸を使うために始めたのに・・・。」と茶目っ気たっぷりに笑いながら説明してくださいます。


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色とりどりの丁寧な刺し縫いと、ふきんの角にタティングの小さなモチーフが1つ。


手仕事の神様にお会いできました。
Nさん、素晴らしいご報告をどうもありがとうございました。









  



















  
  




























by anki-97mar | 2018-12-08 01:00

1997年春から「Ankini」というアトリエ名で手芸の仕事をしています。現在は、名古屋市内でタティングレースのお教室を開講(※)しています。時々ビーズアクセサリーや布小物 も作ります。※ただ今、新規ご入会者の募集を中断させていただいています。


by ankini
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